📘 hkob-astro-notion-blog

これまではてなブログにて情報発信をしていましたが、令和5年3月22日より、こちらでの情報発信を始めました。2019年以前の古い記事は過去の Middleman 時代のものなので、情報が古いです。記録のためだけに残しています。

YARD の設定 - 不定期刊 Rails App を作る(8)

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この記事は Middleman 時代に書いた古いものです。記録のため、astro-notion-blog に移行していますが、あまり参考にしないでください。

昨日までに記載したメソッドの上には定型的なコメントを書いていた. これは,YARD と呼ばれる Documentation Tool のためのコメントである. あまりサンプルがが大きくなる前に紹介しておく. ちなみに,YARD は Yay! A Ruby Documentation Tool らしい.他のものと同じで Yet another XXX 系かと思っていたが違っていた.

YARD のインストール
  1. 例にもれず,Gemfile の development に追加する.
    group :development do
      gem 'yard'
      (中略)
    end
  2. bundle する(2行目以降は結果: 追加分のみ)
    $ bundle
    Fetching yard 0.9.16
    Installing yard 0.9.16
  3. yard を実行する(2行目以降は結果)
    $ be yard
    Files:           5
    Modules:         1 (    1 undocumented)
    Classes:         4 (    4 undocumented)
    Constants:       0 (    0 undocumented)
    Attributes:      0 (    0 undocumented)
    Methods:        12 (    1 undocumented)
     64.71% documented
結果例
  1. yard を実行すると,doc 以下にドキュメントが生成される.以下は doc 以下のファイル一覧を示したものである.
    $ ls -R doc
    ApplicationController.html file.README.html
    ApplicationHelper.html     file_list.html
    ApplicationJob.html        frames.html
    ApplicationRecord.html     index.html
    PagesController.html       js
    _index.html                method_list.html
    class_list.html            top-level-namespace.html
    css
    
    doc/css:
    common.css    full_list.css style.css
    
    doc/js:
    app.js       full_list.js jquery.js
  2. この中の index.html を開くと README が表示される.
  3. デフォルトで左側には Class list が表示されているが,Methods や Files をクリックすると,それぞれメソッド一覧やファイル一覧が表示される.
  4. 今回 ApplicationHelper にメソッドを記録したので,ここにはメソッドの説明が記載されている.以下は Instance Method Summary 部分のスクリーンショットである.
  5. Summary の部分でメソッド名をクリックすると,Instance Method Details の部分に飛ぶ.コメント部分で @param とした部分が Parameters 隣,@return と書いた部分が Returns に対応していることがわかる.
  6. View source の部分をクリックすると,該当するメソッドのソースプログラムを見ることができる.

スクリーンショットで場所を取ってしまったので今日はここまで