CAD室

機械設計製図は、現在、CAD(Computer Aided Design)ソフトを用いて行うのが一般的です。CAD室は、CADによる機械設計製図スキルを習得するための設備で、Creo
Parametric、AutoCAD、SolidWorks等が利用可能です。
授業では、5年次の機械システム設計製図IIIで主に使用します。
(AIスマート工学コースとの共有設備)
製図室

機械設計製図は、現在、CADを用いて行うのが一般的ですが、本コースでは、機械設計製図の基礎を習得するためには、まず手書き製図スキルを習得することが重要と考えています。製図室には、A1サイズの手書き製図器が備えられています。
授業では、1年次の基礎製図、2年次の機械設計製図、3年次の機械システム設計製図I、4年次の機械システム設計製図IIで主に使用します。
(AIスマート工学コースとの共有設備)
CAE室

機械工学に関する研究・開発・設計には、今やCAE(Computer Aided Engineering)が欠かせません。CAE室では、MARC、NASTRAN、ANSYS、ADAMS、MATLAB/Simulink、SCRYU/Tetra等のさまざまな数値解析ソフトが利用可能です。
授業では、4年次の機械システム実験実習IIやゼミナール、5年次の卒業研究で主に使用します。
(AIスマート工学コースとの共有設備)
高機能赤外線サーモグラフィカメラ(FLIR T630SC)

解像度640×480ピクセルの高画質、高分解能の高性能熱画像カメラ(サーモグラフィ)です。-40℃〜2000℃までの測定温度範囲を持ち、詳細な物体表面温度計測が可能です。可視カメラも搭載し、熱画像と可視画像の両方を静止画・動画の記録することができます。
アクセサリとして、微小サイズの観察が可能となるクローズアップIRレンズ(5.8倍、100ミクロン)、詳細な温度ができる解析ソフトウェア(FLIR
ResearchIR Max)が使用可能です。
振動計測器(特許機器 MMI-06X)

サーボ型加速度計とアンプで構成されるコンパクトタイプの6ch振動計測器です。最大±20m/s
2の範囲で振動計測が可能でありながら、1×10
-6m/s
2と極めて高い分解能を有しています。計測周波数帯域もDC〜400Hzと広帯域です。また、計測された加速度をアンプ内で積分し、速度と変位を出力することも可能です。
遠心ポンプ回流水槽

遠心ポンプ(揚程14.0[m],流量0.78[m^3/min])を用いて、性能および管路抵抗に関する実験実習を実施しています。ブルドン管圧力計を用いた圧力測定、三角堰を用いた流量測定、そしてオリフィスの検定についても学ぶことができます。実習以外では卒業研究にも活用しています。
回転粘度計(ブルックフィールドB型粘度計)

当該粘度計を用いて、身近にあるニュートン流体と非ニュートン流体の粘度を計測する実験実習を行っています。当粘度計はスピンドル(円盤)を試験液に浸漬し回転させ、そのトルクから粘度を求めます。サンプル量や液体の性質に応じて適したスピンドルを用います。当粘度計は中粘度用(100mPa・s〜)であり、水のような低粘度流体は計測できませんが、卒業研究などに活用しています。
形彫り放電加工機(ソディック AQ35LR)
リニアモータを用いた放電加工機です。Z軸にU軸が追加されており、4軸制御となっています。
ワイヤ放電加工機(ソディック AQ360L)
ワイヤ放電加工機では珍しい油を加工液に用いるタイプです。世界最高峰の加工精度で加工が実現できます。また、上部ワイヤーガイドにU軸、V軸があり、異形状のワイヤー放電加工が可能です。
走査電子顕微鏡(SEM/EDS/EBSD)
観察対象物を高倍率で観察できる電子顕微鏡です。元素分析や結晶方位解析が可能な機能も備えており、材料の研究には欠かせない装置です。