Alfred 4 - macOS アプリケーションナビ

macOSAppNavi macOS 2019年 5月 31日

Alfred 4 へのアップデート

5月末に Alfred 4 が発表された。 Maga supporter だったので、Alfred 4 の Powerpack は無料で取得できるのだが、せっかくなので、10ポンドほど寄付をしておいた。 ただし、Powerpack の関係で Alfred 3 からは自動でアップデートできないようになっている。 前回、Alfred は brew cask でインストールしていたので、強制的にアップデートすることにした。以下、最初のセットアップについて記載する。

  1. cask-update を設定しているので、以下のコマンドで alfred 4 にアップデートできた。
    brew cu -a alfred
  2. 起動するとこんな画面になる。ここからセットアップを開始する。 Getting Started
  3. Powerpack のキーをここで登録する。寄付をしたら新しいキーが届いたので、そちらを登録した。 Alfred Powerpack
  4. Powerpack が Activate されるとこんな画面になる。Legendary Supporter になっていた。 Powerpack Activated
  5. 次に進むと自動的に Alfred 3 の Preferences が検索され、Migration するように勧められた。指定通りに Migration を進める。 PreferencesMigration
  6. 二つほど警告は出たが問題なく移行は成功している。 MigrationResult
  7. 次は macOS の Permission の設定である。Alfred はかなりシステムに近いファイルなどを触るので、それを macOS 側で許可する必要がある。3箇所の設定があるので、上から順番に設定をしていく。 macOSPermissions
  8. 「Request macOS Accessibility access」 をクリックすると次のような画面がでる。 設定を続行したいので、「システム環境設定を開く」をクリックする。 Accessibility1
  9. プライバシー - アクセシビリティの Alfred 4.app にチェックが入ったことを確認する。Alfred 3.app はもう使わないので、チェックを外しておいた。 Accessibility2
  10. 二つ目はフルディスクアクセスの設定である。「Open macOS Full Disk Access preferences」をクリックし、プライバシー - フルディスクアクセスの Alfred 4.app にチェックが入ったことを確認する。 FullDiskAccess
  11. 最後は連絡先の設定である。「Request macOS Contacts access」をクリックすると、次のような確認画面がでる。 Contacts1
  12. OK を押すと、プライバシー - 連絡先が開く。こちらも Alfred 4.app にチェックが入っていることを確認する。アクセシビリティと同様に Alfred 3.app を外した。 Contacts1

デフォルタからの設定変更部分

Alfred 4 はかなり細かい設定ができるので、その一部を覚書として残しておく。

  1. General
    1. Alfred Hotkey: Alfred 3 の頃からずっと ^→(コントロール+タブ) に設定している
  2. Features - Default Results
    1. Essentials: Preferences, Contacts の両方にチェック
    2. Extras: Folders, Documents, Text Files にチェック
    3. Search Scope: include folders in Home にチェック
    4. それ以外はリセットするといくつかのフォルダが自動設定される。その中で要らなそうなものを削除して、現在は次のフォルダだけにした。 /Applications, /Applications/Xcode.app/Contents/Applications, /Library/PreferencePanes, /System/Library/CoreServices/Applications, /System/Library/PreferencePanes, ~/Library/PreferencePanes
  3. Features - Actions
    1. Selection Hotkey が 1Password と被っているので、Option - Command - ] に変更した
  4. Features - Web Search: 要らないものだけを削っただけ
  5. Workflows: 以下のワークフローをインストールした
    1. Kill Process
    2. TimeZones
    3. alfred-homebrew
  6. Appearance: Frosty Teal に変更
  7. Advanced: Syncing を iCloud フォルダにおいた。Dropbox が推奨されるが、3台以上で使えないので、妥協する。

主な使い方

Alfred 4 のホットキー(私の場合は ctrl-tab)をクリックすると、次のような画面が開く。 Alfred ここでキーボードでタイプすると様々なことができる。いくつか紹介しておく。

  1. アプリの起動: アプリ名を書けば起動する。「slack」とすると Slack.app が出るので、リターンキーを押せばよい。2番目、3番目の場合には、↓で移動して選択するか、コマンド2, コマンド3などをタイプすればよい。 Applications
  2. ファイルを開く: スペースまたは「'」を書いた後、ファイル名を書けば該当するアプリで起動する。「text」とすると 一番利用度が高い「text-2nd.tex」(2年の実験指導書の LaTeX ファイル) が出てきた。リターンキーを押したら、TeXShop が起動した。 text
  3. 簡単な計算をする: 簡単な数式を書くと計算結果を出力する。「355/113」とすると 「3.14159292」と出てきた。リターンキーを押すと、結果がクリップボードに書き込まれる。あとは必要なアプリで貼り付ければよい。いちいち計算機を出さないでいいのが楽。 calc1
  4. 関数を含むような複雑な場合には、「=」をタイプしてから、数式を記述する。「=20*log(2^-8)」とすると、「-48.164799306」と出てきた。こちらもリターンキーを押すと、結果がクリップボードに取り込まれる。 calc2
  5. ファイルの場所がわかっている時には、File Search が利用できる。File Search の Navigation で設定したキー(デフォルトでは「command option /」)を押すと、パスをたどってファイルにアクセスできる。 FileSearch
  6. Finder でファイルを選択した状態で、ファイルに対して様々 Action を実行できる。Action で設定したキー(デフォルトでは「command option \」だが、私の場合は 1Password とかぶるので「command option ]」にした)を押すと、様々なアクションが実行できる。ファイルは複数個選択してあってもいい。特に「Copy Path to Clipboard」は意外と使える。 Actions
  7. 動作中のプロセスを止めるために「kill」ワークフローが利用できる。「kill tex」とすると「kill TeXShop」が選択できるようになった。リターンキーを押すと動作中の TeXShop を止めることができた。 kill
  8. homebrew や homebrew-cask のパッケージを調べたい時には、alfred-homebrew ワークフローが利用できる。brew または cask の後に install とするとパッケージ一覧が表示される。 brew
  9. 色々な国の時刻を調べたい時には、TimeZones ワークフローが利用できる。「tz」とすると、各国の現在時刻を知ることができる。 tz

今後も何か面白いワークフローが見つかったら追加していく。