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Reserch

学会発表

[2]梅園真実, 廣田弘樹, 小室孝, 山本昇志,
指関節の三次元画像計測による手作業の評価手法,
映像情報メディア学会技術報告, Vol.44, No.4, pp.27-30, (2020.2.8,神奈川).

特別研究Ⅰ

指関節の三次元画像計測による手作業の評価手法

手先の器用さは経験や訓練だけでなく,脳機能における協調制御や連携と深く結びついています.
近年ではこの器用さを評価することで,協調動作に対する発達障害の存在を指摘する研究も行われており,成長に伴う脳機能の発達状態を解明する上で手動作の詳細な測定が重要となっています.
指先運動能,特に,器用さを評価する上では時系列での指の運び,位置取り,力の入れ具合などを測定する必要があり,多視点ステレオによる三次元解析が有望視されています.
しかしながら,手や指には目立った特徴点が多く存在せず,また,ボリュームデータとしての手や指の動きを特定するには点群処理が複雑であり,リアルタイムに手動作を評価することが困難です.
そこで我々は,二方向のカメラから測定した手動作画像に対して深層学習を適用し,推定された指関節位置座標を対応させることで高速に三次元位置を測定する手法を提案しました.

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