卒業後のことについて紹介します。(前身コースの情報を含みます)
電気電子エネルギー工学コース卒業生たちの、進学先と就職先について紹介します。
| 私立大学 | 進学人数 | 合格人数 |
|---|---|---|
| 日本大学 | 7 | 9 |
| 東京理科大学(二部) | 6 | 6 |
| 中央大学 | 5 |
5 |
| 東京電機大学 | 4 | 4 |
| 早稲田大学 |
3 | 3 |
| 工学院大学 | 1 | 2 |
| 神奈川大学 | 1 | 2 |
| 上智大学 | 1 | 1 |
| 明治大学 | 1 | 1 |
| 津田塾大学 | 1 | 1 |
| 東京都市大学 | 1 | 1 |
| 東海大学 | 1 | 1 |
| 千葉工業大学 | 1 | 1 |
| 日本工業大学 | 1 | 1 |
| 明星大学 | 1 | 1 |
| 環太平洋大学 | 1 | 1 |
| 国公立大学 | 進学人数 | 合格人数 |
|---|---|---|
| 長岡技術科学大学 | 63 |
78 |
| 東京都立大学 | 26 | 27 |
| 東京農工大学 | 24 | 36 |
| 電気通信大学 | 13 | 23 |
| 豊橋技術科学大学 |
9 | 14 |
| 横浜国立大学 | 7 | 9 |
| 東京科学大学 | 7 | 7 |
| 宇都宮大学 | 4 | 5 |
| 北海道大学 | 4 | 4 |
| 埼玉大学 | 3 | 6 |
| 東京海洋大学 | 2 | 7 |
| 茨城大学 | 2 | 4 |
| 電気通信大学(夜間) | 2 | 2 |
| 新潟大学 |
2 |
2 |
| 千葉大学 | 1 | 2 |
| 京都大学 | 1 | 1 |
| 名古屋大学 | 1 | 1 |
| 九州大学 | 1 | 1 |
| お茶の水女子大学 | 1 | 1 |
| 弘前大学 | 1 | 1 |
| 奈良女子大学 | 1 | 1 |
| 岡山大学 | 1 | 1 |
| 徳島大学 | 1 | 1 |
| 熊本大学 | 1 | 1 |
| 琉球大学 | 1 | 1 |
| 高等専門学校専攻科 | 進学人数 | 合格人数 |
|---|---|---|
| 都立産業技術高専 | 65 | 133 |
| 電気電子系企業 |
|---|
| 東京電力 |
| JERA |
| 日立パワーソリューションズ |
| J-POWERハイテック |
| 富士電機 |
| RICOH |
| Nikon |
| Canon |
| JVC ケンウッド |
| ファナック |
| アルプス電気 |
| NTTコミュニケーションズ |
| NTT東日本グループ会社 |
| NTTコムウェア |
| 京セラコミュニケーションシステム |
| 日立産業制御ソリューションズ |
| 住友電設 |
| 関電工 |
| きんでん |
| 輸送関連企業 |
|---|
| 東日本旅客鉄道 |
| 東海旅客鉄道 |
| 四国旅客鉄道 |
| 日本貨物鉄道 |
| 東洋電機製造 |
| 東海交通機械 |
| 日本電設工業 |
| JR東日本メカトロサービス |
| 西日本電気テック |
| 八千代電設工業 |
| 新生テクノス |
| ANAベースメンテナンステクニクス |
| 日本空港テクノ |
| 本田技研工業 |
| ジーテクト |
| スタンレー電気 |
| 三菱電機ビルソリューションズ |
| 東芝エレベータ |
| エレテクノス |
| その他の企業 |
|---|
| ヤフー |
| アマゾンジャパン |
| NHKテクノロジーズ |
| TBSアクト |
| ネオテック |
| 東京ガス |
| 東京水道 |
| 東京都下水道サービス |
| 東芝メディカルシステムズ |
| キヤノンメディカルシステムズ |
| オリンパスメディカルシステムズ |
| 三菱電機プラントエンジニアリング |
| 東芝プラントシステム |
| 富士ゼロックス東京 |
| チームラボ |
| 住友不動産 |
| キリンエンジニアリング |
| ペニンシュラ東京 |
| 国立印刷局 |
2011年3月卒ー2025年3月卒の実績から抜粋
電気電子エネルギー工学コースの最も重要な進路支援は授業です。ここではそれ以外の進路支援を紹介します。
多くの学生が国家資格である電気工事士、電気主任技術者の資格取得にチャレンジしています。電気工事士は筆記試験と技能試験、電気主任技術者は理論、電力、機械、法規の4科目の合格が条件ですが、コースの教員が放課後や休日に補講を行うなど資格取得のサポートを手厚く行っており、多くの合格者を輩出しています。
進路のウェブページでは次の情報を提供しています:編入試験の過去問解答、編入試験統計データ(合格者像)、種々の業界情報(ニュース)、先輩たちの体験談(編入試験、就職面接)、有用なページへのリンク。また、補講や卒業生座談会への連絡もこのページを通じて行っています。ネット接続できれば、いつでもどこでも進路について考えることができます。
進路選択は誰にとっても悩ましいものです。本コースでは毎年、卒業後に就職・進学した先輩に来校してもらい現役学生と意見交換をする座談会を開催しています。この座談会では先輩がどのようにして進路を決めたのか、実際に就職・進学してみてどうだったか等リアルな体験談が聞け、自分自身の進路選択に活かすことができます。
電気電子エネルギー工学コースでは各大学の編入試験問題の模範解答をアーカイブしています。模範解答は卒業生や教員が作成したものです。そこから適宜ピックアップし補講を行っています。具体的には、解答、及び背景となる基礎的事項の解説です。進学補講では、通常授業では説明しない、大学編入試験の傾向と対策を説明する時間も設けています。
電気電子エネルギー工学コースでは、応用数学や応用物理を6単位、電磁気学系科目を6単位、電気回路・電子回路9単位を配し、日常の授業が入試対策になるようカリキュラムが設計されています。また、進学準備に時間を割けるよう、4年後期、5年前期は開講単位数を少なくしています。
電気電子エネルギー工学コースの進路の特徴は選択肢が広いことです。
エネルギー・電気・ガス、通信・インターネット、放送、ソフトウェア・情報処理、映像、音響、OA機器、鉄道・自動車・航空・宇宙・海運、情報機器、半導体・素材、電子部品、光学機器、医療機器、食品、金融・銀行、コンサルティング、商社、建設、不動産、水道、精密加工、高速道路、マスコミ、印刷、教育、研究、 文具、宿泊、レジャー・アミューズメント、プラント、 公務員、他
電気工学科、電子工学科、通信工学科、情報工学科、制御工学科、物理系の学科(物理学科、電子物理システム学科など)、医用・生体系の工学科(電気・情報生命工学科、医用電子工学科など)、社会系の工学科(社会工学類、経営工学科など)、デザイン・芸術系の工学科(芸術工学科、インダストリアルアート学科など)、数学科、他
電気電子エネルギー工学コースの卒業生は様々な業界で活躍しています。
ロケットシステム設計(全体設計)のグループリーダーを担当しています。様々な技術的制約から全体として最適な解を見つけることに醍醐味を感じていますが、電気電子工学コースでハードウェアとソフトウェアの両方を学んだ経験が活きていると思います。また、姿勢制御設計も担当しており、高専時代に学んだ制御工学の知識を活用しています。 弊社では多くの高専出身者が様々なポジションで活躍していますが、これは偶然ではありません。吸収能力の高い若い時期に専門的な勉強ができることは大きなアドバンテージになります。例えば、実験実習では実際にものを触って手を動かすことで実践的な知識が身につきます。また、報告書やスライド資料の作成は技術者として必須のスキルですが、丁寧に教えていただいた経験が現在役に立っていることを実感しています。更に、あれだけの機材が勉強のために使える環境もなかなか無いため、ぜひ活用してください。
YouTuber(ソーシャルメディアインフルエンサー)として企業の広告宣伝とコンサルティングを主な業務にしています。工学系の知識を理解しそれを実行または他者に説明できる能力、顧客が必要としていることを理解し実現可能な提案に落とし込み実行する能力に加えて、顧客と円滑にコミュニケーションするスキルが必要です。また、最新の技術トレンドを常に学び続けています。電気電子コースでは電気電子回路や制御工学、プログラミングなどを座学・実習を通して学んできました。電気電子コースで学んだことのすべてが業務の役に立っています。高専で出会える人(同級生、教員)とのつながりは一生物です。大切にしましょう。また実験実習・部活で使える設備は恵まれた環境にありますので、活用できるものはすべて利用することをおすすめします。私は部活やクラブ等には所属していませんでしたが、もし戻れるとしたらロボコン系の部活に所属したいです。
2022年3月に博士課程を修了し,同年(2022年)は出身研究室の客員共同研究員(翌年から2年間はドイツの大学の研究室に従事予定)として電動車両の運動制御に関する研究に取り組んでいます。理論解析やシミュレーションにとどまらず,実車実験を通じて乗り心地の向上など新提案制御の効果を実際に体感できる面白さがあります。私の研究では物理に基づく車両運動やモータの回転運動を取り扱うため必然的に数物系の知識や,シミュレーション・実験検証するためのソフトウェア系の知識が重要になります。また,研究調査・発表・交流のための語学力(英語は必須),更には根気よく研究を続けるための忍耐力も必要だと思います。高専では授業や卒業研究を通じてこれら必要な知識の基礎を身につけられました。そして,特に今のキャリアを歩むのに大いに役に立ったのが国際交流プログラムでしょう。英語力の向上だけでなく,国際的に活躍する意欲やマインドが養われました。
この紹介ページを読んでいるということは、少なからず電気電子に興味があるということですよね。私も中学生の頃から電気やコンピュータに興味があり、現在は医療支援AIの研究をしています。AIと聞くと情報工学のようにも見えますが、医療用の電子機器を相手にしているので、実は高専で学んだ電気の知識は毎日のように生かされています。ただし、具体的に何が役立ったかはわからないものです。突然ですが、買い物をするとき「算数のあの知識が役立った」と深く実感することはありますか?(ここで No と答えて頂けたら嬉しいです)。電気電子工学コースでは、身の回りの電子機器や街中の電柱に至るまでの幅広い知識を、算数と同じぐらい「知ってて当たり前」になるまで吸収できると思います。加えて、不定期でマイコンや資格試験の講習会が開催されるので、良い腕試しの機会になった気がします。もちろん漠然と工学系に興味がある方も、このコースで自分の興味が見つかると思います。
私は今、日本テレビで働いています。テレビ局の仕事は報道や番組を制作・放送するという印象が強いと思います。でも実際には転職したかと思うくらい異なる仕事が数多くあります。私は技術戦略部で研究開発や技術設備の予算関連業務を行なっています。実験も行いつつお金周りの仕事ができます。様々な部署と関わり会社全体を見渡せる学びのある仕事場です。今の仕事では新技術に興味を持ち、長期的な視点で物事を捉えることが大切です。また周囲の人々とのコミュニケーションはどんな仕事でも重要です。自分が働きやすい環境を構築することにも繋がります。高専では工学の理論から発展した研究まで早くから学べます。特に電気電子工学コースではチームで手を動かしながら学ぶ機会が多いでしょう。4bit CPUを設計・製作する授業の過程は進学・就職問わず後の経験に役立ちます。高専は課題も多いですが休みも多く自由です。様々なことに興味を持って挑戦してください!
無線通信機能の開発と評価を行っています。私は入社まで無線に触れたことがほぼなく、むしろ苦手意識すら持っていました。そんな私を支えるのが高専での経験です。もちろん、学んだことが答えに直結するわけではありません。ですが、物理現象やエンジニアリングの基本原則に関する理解が新しい知識の吸収をスムーズにし、問題解決のヒントに導いてくれます。授業や部活動を通じて身につけた理論、測定器の扱い方、プログラミングなどの専門的なスキルのおかげで、今の私があると日々実感します。とはいえ、こうした知識や技術は簡単に得られません。卒業までに同級生はずいぶん減ってしまいましたし、私を含め体調を崩す学生も見ました。「なんとなく面白そうだから」といった気持ちでの進学は正直おすすめできません。しかし強い意欲があり、この学校で何がしたいのかをしっかり説明できる人にとっては、きっと多くの学びと成長の機会になるはずです。