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鈴木 達夫

東京都立産業技術高等専門学校
ものづくり工学科 教授

博士(理学) 1994年 東京大学

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住所 〒116-8523 東京都荒川区南千住8-17-1
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論文リスト(抜粋)

 


「第20回(平成22年度)日本工学教育協会賞(業績賞)」受賞

「第5回(平成22年度)関東工学教育協会賞(業績賞)」受賞

『ハードウェア記述言語を用いてディジタル回路を立案から設計・製作まで実習させるプロジェクト型教育システムの実践』

鈴木達夫, ハードウェア記述言語を用いてディジタル回路を立案から設計・製作まで実習させるプロジェクト型教育システムの実践,
論文集「高専教育」第34号, 独立行政法人国立高等専門学校機構発行, pp.293-298 (2011). (PDF)
概要 東京都立航空工業高等専門学校電子工学科5年後期選択科目(1単位)の「ハードウェア構成法」という科目では,学生が数名でチームを作り,学生自らが自分たちで作りたいディジタル回路を立案し,それをハードウェア記述言語 (Verilog HDL) を用いて設計・製作するというプロジェクト型の授業形態をとった。 学生自らが,自分の頭で考え,自らの手で作るという教育実践は,教室での単なる講義と比較して,極めて高い教育的効果を上げることができた。 ハードウェア記述言語を用いた論理回路設計手法を,時代に先駆けて授業に取り入れた教育実践が,どのような特徴を持ち,これまでの7年間で,どのように実践されてきたのかについて詳しく報告する。
詳細な仕様を検討している学生たち ハードウェア記述言語を用いて回路設計のプログラムを書いている学生たち FPGA 実習ボードに設計したプログラムを焼き込み,デバッグをしている学生たち
成果発表会で設計・製作した回路の技術仕様を説明している学生 2003年度学生製作作品
『THE もぐら叩き』実演動画
2008年度学生製作作品
『電卓』実演動画
     
関東工学教育協会賞(業績賞)表彰状 日本工学教育協会賞(業績賞)表彰状  

平成16年度「野依科学奨励賞(教員・科学教育指導者の部)」受賞

『科学博物館を利用した教育実践』

鈴木達夫, 科学博物館を利用した教育実践, 平成16年度野依科学奨励賞小論文・実践報告書集,
独立行政法人国立科学博物館発行, pp.229-263 (2005). (PDF)
概要 東京都立航空工業高等専門学校の電子工学科では、1年のときに科学博物館の見学を行っている。 科学博物館の見学をより効果的にするため、見学方法を改善した。 学生に適切なレポート課題を与えることで、極めて高い教育効果をあげることができた。 学生から提出されたレポートを分析することで、学生がどのようなことに興味を示したかを把握した。 その分析結果と私の教育経験をもとにして、僭越ながら、科学博物館のより効果的な展示方法を次のように提言する。
  1. 体験型展示のそばに、その応用製品をわかりやすく展示する。
  2. 体験型展示のそばに、その動作原理を発見・発明した人の、写真・肖像画や年表を展示し、その発見・発明時のエピソードなどをわかりやすく示す。
  3. 不思議を感じたら、その場でその疑問を解決できるような詳細な解説を用意する。また、知的好奇心をより高いレベルにまで引き上げるような解説を用意する。
野依良治博士(2001年ノーベル化学賞受賞者)と表彰式にて撮影 野依科学奨励賞
表彰状