伊藤聡史
高専本科を卒業後、民間企業で設計関係業務に従事していたため、もしかすると「研究」以上に「設計」に対する思いは強いかもしれません。自分の経験などの一部でも学生に遺せたら、と思い日々を過ごしています。民間企業での「当たり前」を見てきているので、その感覚(経験)が無い人にとっては言っていることが相当に厳しく感じるようです。言っていることは、世間的には「極当たり前のこと」なんですけどね。専門分野では「トライボロジー」という聞きなれない分野について研究をしているため、研究内容については「生産システム」以上に、学生さんに理解されていないんだろうなぁ、と思っています。
専門分野
トライボロジー(特に、摩擦、摩耗、表面改質)
担当科目
以下の科目が主なものですが、年度によっては他の科目でも登場します。
・計測工学(4年)・設計製図(3年、4年)
・実験実習(2年、4年)
・トライボロジー特論(専攻科)
所属学会
日本機械学会、日本トライボロジー学会、日本設計工学会
ゼミナール
・トライボロジーに関するゼミナール
・機器設計、計測に関するゼミナール
卒業研究
バウデン摩擦試験機の製作と性能評価
フレッチング試験装置用湿度調整装置の開発
E-mail
sito [at] metro-cit.ac.jp
経歴
・都立航空工業高等専門学校(現荒川キャンパス) 機械工学科卒業
・三菱重工業株式会社 名古屋航空宇宙システム製作所 研究部 空力研究課3年間所属し、主に風洞試験模型および装置の設計、風洞試験実施業務に従事。退職後大学に編入学し、今に至っています。
趣味
・ビリヤード:今、一番力を入れています。本格的に始めて2年目です。
・魚釣り:今は年1~2回のハゼ釣りがメインですが、昔は色々やっていました。
・都内のうまいラーメン屋探し:気が向いたら、バイクで出かけて食べに行っています。今はあまり力を入れていません。
ライフワーク
・モーターサイクルロードレース
地方選手権に参加するため、筑波サーキットでモーターサイクルロードレースの練習をしています。ただ、本校に着任してからは中々時間が取れず、出場できたためしがありませんが。よく、「危ないでしょう?」「スピード出るんでしょ?」とか「爽快なんでしょ?」とか質問(誤解?)されますが、練習では「危ない」と思ったら引き下がります。怪我したくないですから。ただスピードを出したくて走っている訳でもありません。純粋な「競技」なので、確実に周回を重ね、誰よりも先にコントロールラインを通過する。そして、自分が走っている姿を見て応援してくれる、見ず知らずの数少ない人達に恥ずかしくない姿を見せる。そして、何よりも、なぜ皆レースに参加するのか、なぜ自分も走ろうとするのかを知りたくて細々と続けているだけです。ちなみに、爽快感などはありません。練習もレースも、肉体的、精神的に猛烈に疲弊し、「乗れて」いない自分が嫌になってきます。全く「乗れて」いない、えせ草レーサーの話が聞きたい変わり者さんは、私が暇そうにしていたら声を掛けてください。