各学年ごとのイベント、学校生活について紹介します。
水曜日を除いて毎日8時限まで授業があり、さらに、実験レポートをほぼ毎週提出しなければならないため、3年生は2年生とのギャップに苦しむ年です。くじけずにやりぬきましょう!3年生の授業の特徴として、クオーター開講と1科目1単位制度があります。これらの仕組みにより、学習しやすい環境が提供されます。デザイン思考の授業では、夏季休業中に企業や自治体などを訪問し、10月末にはテーマ提供企業に最終提案を行います。高専生としての視野を広げるため、電気電子工学関連の企業や施設等を見学する校外教室も実施されます。電気電子工学コースでは、3年生で研究室選択を行います。5月ごろ研究室配属決定までのスケジュールと決定方法が提示されます。そして、12月に実施される研究室紹介を踏まえ、1月に各研究室の定員枠を定めるための希望調査を実施します。定員枠が定まり次第、希望調査を再度実施し、調整を経て学年末に配属が決定します。
5年生の授業は選択科目が多く、時間割上で授業が入っていない時間が増えます。しかし、卒業後の進路のための準備で多忙になります。就職希望の学生は企業調査やエントリーシートなどの書類準備、適性検査と面接対策などを、進学希望の学生は大学調査や出願書類準備、過去問演習などを、それぞれ精一杯頑張ることによって自己実現を目指しましょう。また、5年間の学習の集大成である卒業研究も5年生の重要な活動になります。卒業研究を通じて技術者として必要な基礎知識を身につけましょう。課題発見と解決能力、文献調査能力、論文執筆能力、プレゼンテーション技術などです。9月の卒業研究中間発表会(口頭発表)、3月の同最終審査会(口頭発表とポスター発表)は大事な行事となります。優れた発表には優秀発表賞が贈られます。5年生の一年はあっという間ですが、きっと高専生活の中で一番忘れられない一年になることでしょう。卒業式では,本校における教育課程を全て修了したことが認定され、「準学士」という称号が与えられます。